2009年に36歳の若さで他界したカナダのベストセラー作家、ネリー・アルカンを主人公に描いたドラマ。高級エスコートガールだった自身の過去をモデルに描いた自伝的小説「ピュタン 偽りのセックスにまみれながら真の愛を求め続けた彼女の告白」で突如として文壇に現れ、センセーションを巻き起こすも、09年に自身のアパートで首つり自殺をしていることころを発見され、短い生涯を閉じたアルカン。そんな彼女が愛を求め、自身が生み出したさまざまな分身に悩まされながらも、激情とともに生きた日々を、官能的かつ過激なアルカンの作風を取り入れながら描く。監督は、一夜限りの濃密な情事を描いた「ある夜のセックスのこと モントリオール、27時」のアンヌ・エモン。DVDタイトルは「ネリー 世界と寝た女」。